３日間にわたるファン感も終了したので、もうネタバレもＯＫだろう、ということで。…ナオさんウラヌスと朝見さんネプ中心レポになると思うが。

　まず、当日の日記にも書いたのだが、会場に到着して早々に私をがっかりさせたのが、「イベント用ミニパンフレットがない！」ということだった。あのパンフレットは公演よりも一足先に、新しいキャストをじっくりと眺めたり、中に書かれている「曲目一覧｣を確認してイベントの内容を思い出し、それを頼りに本公演を楽しみに待つ、という意味ですごく楽しみにしていたので、非常に残念。結局のところ、今回もちゃんともにパンフレットは存在して、イベントの終わり、帰り際に出口で一人一部ずつもらえるのだが、友人にお土産として一部買って帰ろう、などと思っていた私にはちょっと残念だった。
　で、中に入り、席に着き、しばらくすると公演が始まった。
　幕が閉じたまま、登場するのは富永研司さん。前回、女性に大人気のダークカイン役の方が黒シャツに黒の皮パンツ、グレーのタイという、非常に精悍な格好いい服装で登場、前回公演、「美少女戦士｣セーラームーンで、初めてかと思われる、敵役男性３人で歌って踊った「暗黒のソネット」の音楽にあわせて登場。たった一人で格好良く歌い踊るのかと楽しみにしていたのだが、さすがにそれはなく、開演前の注意事項を伝えにきたらしい。
　例によって、携帯電話、ポケベルを「要は鳴らすな、っちゅーことですね。」だの、カメラは撮影会まではお預け、子ども用のおもちゃの電池を抜いて、というお約束の注意事項。
　それが終わると幕が開くと、ムーン以外のセーラー戦士を従えたタキシード仮面が「Ａｎｄ Ｂｅｌｉｅｖｅ Ｉｎ Ａｌｌ」を熱唱。勿論、熱唱しているタキ様には申し訳ないが、私の視線はその後ろで踊っているナオさんウラヌスと朝見さんネプ。くるくると素早く回転していたりして、すごく格好良い！きれいとか、可愛いとかよりも、このときのダンスは格好良かった。

　で、歌の後で、新人を次々と紹介していくのだが、
「舞台でドキドキしている新人たちがいます…。」
なんて前フリに、
「ずっとそうやって、ドキドキしていればいいさ！」
と「地」が出ている朝見さん(…だったよね、確か。あの場面)今回はお笑い役を担うつもりだろうか…。
　ともあれ、新・タキ様、新・ジュピター、新・サターンといった新人キャストの紹介の後、続投組キャストも紹介していくのだが、これがまた長い、長い(笑)。
「もう、可愛いだけとは言わせません。」
と川辺千恵子マーキュリーが言えば、
「誰が言っている！」
と全員の突っ込みがるなど、全然進まない。
　ナオさんに至っては、その前から引き継いだ「ジャズシャンソンショー」から、突然
「あなたの燃える手で…」(元歌を聴いたことがあるような、ないような。歌詞はあっているのだろうか…？)
と歌いだし、
「天空を駆ける、天馬…。」
とやり出し、後方に控えていた朝見さんネプ、穂坂さんプーたちが寒そうな表情をしている。
「違うお稽古で忙しいの？」
みたいな突っ込みを受けて、キリリと２回転して見せるナオさんウラヌス。違うお稽古って、それは「ＳＴＥＰＰＩＮ２００１」？それとも「忍者エール」？
　とにかく、キャスト紹介だけで十分に楽しませてもらった。
　で、「ＬＩＮＫ」と共に登場した新ムーン、黒木マリナちゃん。１２歳ということで、やはりまだまだ子どもだな、と印象を持ったのは私だけだろうか。
　その後、ティアラの引継ぎで神戸みゆきちゃんが出てきたり、新タキ様と新ムーンとでデュエットがあったり、新ちびムーン(…８歳。ちょっと小さすぎるかも…？)が登場してみたり、今回のセラミュに出てくる、ミュージカルのオリキャラを演じる２人の子が出てきて、「虹色のモノクローム」という、今回のミュージカルのために用意された曲を歌ってみたりする…が、私にとってはおまけ。ナオさんと朝見さんが出て来ないと寂しいよね、位に思っていたりして…。純粋にセラミュを愛している人から怒られそうだ。

　で、次が、ファン感恒例、子どもをステージに上げて何かさせてしまおうイベント、今回は
｢月に代わっておしおきよコーナー」。
舞台に子どもをたくさん上げて、みんなでムーンの「月に代わって…｣のポーズをさせてしまうコーナー。この手のコーナーでは、子どもを非常に可愛がっているナオさんがみられて、それが楽しい。
　とにかく子どもをステージに上げ、戦士たちみんなが、２，３人ずつの子どもを受け持つのだが、中にネプチューンのコスプレをした子どもが…！と、
「ネプチューンは僕が…。」
と率先して手を取ってしまう辺り、何となく｢源氏物語」を想像して一人でこっそりと笑ってしまった。何てファンだ…。
　子どもたちがステージに上がると、見本をみせてチャレンジさせようとするマリナムーン。すかさずナオさんが
「座長！自己紹介を！」
とナイスフォロー。
　で、子どもたち一人ずつに順に名前と年を聞いていくのだが、ある子どもにサターンが思わず「可愛い。」と言うと、ナオさんと朝見さん、同時に
｢君も可愛いよ。」
ナオさんは良いとして(…良いのか？)朝見さんまで！息の合った二人、という感じで良かった。
　外部戦士たちの前に立つ子どもたちが、それぞれにナオさんたちに楽しい反応をさせて良かった。
　はるかちゃん、という６歳の子に
「そんな時代がぼくにもあった…。」
としみじみ語るナオさん、そして、ネプのコスをした子どもには
「そんなに見つめないで。」
と。この辺りが見られただけで、このコーナーは価値ありだった…。
　その後、バンダイさんから出ている新製品の紹介を兼ねて、戦士たちみんなで「ムーンライト伝説」を歌って踊ってみたりするが、この時のダンスは、子ども向け番組に出てくるような振り付けで可愛かった。そのあとは「ラ・ソウルジャー」。勿論これは、おなじみのフリとダンス。

　その後、ナオさんが
「覚悟はいいか？」
と確認したうえで、春公演レビュー同様、「各戦士のテーマ４連続」！わざわざナオさんが確認したということは、やはり春、かなり大変だったのでは…と思う。
「トップバッターはジュピターの“Ｚｉｇｚａｇ Ｓｌａｓｈ”」
と、穂坂さんプーが紹介するが、本当はこれは、吉田恵さんマーズの仕事だったらしい。今回の外部３人は、みんなのフォロー役に回っていたようで、何だか頼れる外部戦士、という感じで、個人的にはｇｏｏｄだと思う。
　その後、ヴィーナスのテーマ「Ｔｒａｄｉｔｉｏｎａｌ Ｇｒａｃｅ」、マーキュリーの「Ｄｒｉｖｅ Ｍｅ Ｔｈｅ Ｍｅｒｃｕｒｙ」、マーズの「炎のＭｅｓｓｅｎｇｅｒ」と続く。春公演の時にも思ったが、この４連続は大変そうだ。ちなみに、「炎のＭｅｓｓｅｎｇｅｒ」の時のナオさんの回転がすごく格好良いと思う。春公演のビデオに入っていると嬉しいのだが…。

　次の質問コーナーの準備が整うまで、ということでバンダイの竹澤プロデューサーが登場、春公演の紹介を始める。
　今回、これが書きたかった…。本当に、ネタバレを心配するあまり、今日までかけなかったことがどんなに残念だったか！ファン感が終わって、会場を出た瞬間に、友人に電話を入れてしまった。
　まず、ＣＤの案内ということで、今回の公演時に２枚のＣＤが出るらしい。１枚はいつものメモリアル(１０らしい…すごい。)で、もう一枚が「Ｄａｒｋｓｉｄｅ Ｅｄｉｔｉｏｎ」。要は悪役の曲のベストということで、前回にＣＤが発売にならなかったために幻と化しそうになっていた、バルカン＆デスバルカンによる「異端の重星」と、ダークカイン、デスバルカン、マギ・サンジェルマンの３人をメインに歌って踊った「暗黒のソネット」の２曲が、前回のキャストによる録音で入るらしい！すごい！うれしい！ただ、惜しむらくは、「ル・フェイ×ヴァンピール」のテーマ「悪魔のラグナロク」が入らないこと。残念だ…。あの曲は密かなお気に入りと化していたというのに。後は、悪役の曲ではないので仕方がないのだが、｢銀河の聖域(サンクチュアリ)」が入らないこと。神戸みゆきちゃんの声で聞きたかったのは私だけだろうか？
　で、その後で「外部のテーマ」云々と聞こえたのは気のせいだろうか？
　あとは、今回のファン感イベントビデオが発売になること、そして８月に発売になる「おともだち」と「たのしい幼稚園」の全プレでセラミュ名場面集のビデオがある、ということが伝えられたのだが、ということは、また買えというのか、「おともだち」？未収録の映像が入るかも、なんて言われたら手に入れざるを得ないではないか。
　で、その後何かの折に竹澤プロデューサーが「秋のファン感で…」みたいなことをおっしゃっていたので、秋にはまたファン感があり、冬公演がある、ということらしい。えらく先の話だ…。

　で、今回の公演の情報。
　今回の敵となる「ダークムーン一族」について書かれたボードが登場、今回の登場人物を紹介し、そのキャストを発表していくのだが…。
　まず驚き(！)の「プリンス・デマンド」がなんと小野妃香里さん！「プリンセス」ではなくて、正真正銘の「プリンス」！完全な男役！…実は、ファン感には出演しないものの、妃香里さんが夏公演には出演する、ということは知っていたのだが、それでも、まさか「プリンス」とは思わなかった。すごく格好良さそう…。観たい！早く観たい！
　で、絶世の美女、と前置きした上で、「翠のエスメロード」役に河崎美貴さん！…一回読んだっきりなので、コミックスでどんな役回りだったのか、全然思い出せないのだが、とにかく出番がたくさんありそうで、しかもわざわざ「絶世の美女」と前置きされるということは、さぞかし素敵に活躍されるのだろう！もう、この情報を知りえただけで今回のファン感を観に行った甲斐があったというもの。で、その情報を知りえたおかげで、次の夏公演も張り切って応援していかなければ、という気持ちが盛り上がってきた。
　あとは、先ほどから司会進行を行っている富永研司さんが、「デス・ファントム」と「ワイズマン」の二役だとか。二人一役(？)から一人二役、何だか面白い。
　で、会場が妃香里さんの役名の次くらいにどよめいたのが、「ブラックレディ」役が、川崎真央ちゃんだと発表されたとき。真央ちゃんといえば、セラミュ「S」と「スターズ(改訂版)」でちびムーン、｢永遠伝説(&改定版)」でちびちびムーンを演じたあの子！…実は友人と話をしていて、ちょっと前に何かのドラマに出演している真央ちゃんを見たことがあり、
｢次のムーン、年齢的なことを考えても、川崎真央ちゃんだったら嬉しいね。」
などと言っていた。その真央ちゃんも既に中学３年生、何と今回のマリナムーンよりも年上…。何だかしみじみとしてしまった。
　ま、そんな風に公演情報が発表されている間に質問コーナーの準備が整い、幕が上がるとステージには長机が用意されていて、そこには左から
「ジュピター、ヴィーナス、マーズ、マーキュリー、タキシード仮面、ムーン、ちびムーン、ウラヌス、ネプチューン、サターン、プルート」
の順に座っていた。で、客席から子どもをつれてきての質問コーナーの開始。

…すみません、この続きは明日か、今日の夜中に。ちょっと長くなりすぎたので、とりあえずここで一度区切ったりして…。

　毎回のことだが、質問自体はどうということはないし、その答えも特に気にならないのだが、その時の答え方とか対応が、見ていてすごく楽しい。
始めの子の質問が
「どうやったら速く走れるようになりますか？」
という、いつものように「？」な質問。子どもだから仕方がないか。で、順に一人ずつ答えていくのだが、そこでナオさん、
「普段は速くないけれど、変身すると速くなるので、変身できるようになってください。」
朝見さんが
「ウラヌスについて走ると速くなりました。速い人の後ろを走りながらいつか抜いてやるぞ、と思いながら走るようにすれば速くなると思います。」
何だかドラクルシリーズのようで良いお話。
その後、内部のみの質問なんかがあった後で(好きな食べ物は、という質問だったが、内部４人プラスタキシード仮面、ムーンで終わりそうになったところ、すかさず「ちびムーンにも聞い
てあげてください」とフォローするナオさんは、気配りの人！)
「ダンスはどうやって覚えるのですか。」
という、外部戦士のみへの質問。
　とにかく、何度も練習する、というナオさん。続く朝見さんの
「楽しく、好きなように練習。」
と、「楽しく」を強調したお返事に、
「あなたも楽しく、ね。いつもキーッとなって、キーッて…。」
とチャチャを入れるナオさん。
「そんなコトないもん。楽しいもん。」
というその姿はまるで夫婦漫才のようで楽しかった。それにしても、｢キーッ」となってダンスの練習をしている朝見さんって…。
　次の質問が、
「いつからこの仕事(セラミュ)がやりたかったか。」
というもので、ナオさん、朝見さんの答えはいつもよく聞くようなものだったのだが、そこでちびムーン役の宮崎のえるちゃんが
「お姉ちゃんがセーラームーンが好きなんで、お姉ちゃんの代わりに、ふふふふふ…。」
もう、この返事にナオさんが大ウケ。
　で、サターンの答えが
「幼稚園のときから、七夕の短冊にセーラームーンになれますように、と書いていました。で、こういうコト(ミュージカルなど)をするようになれて…」
みたいなものだったのだが、もうナオさんと朝見さんが隣で笑いまくり。
　質問コーナーは、そういうことばかりを楽しんでしまった。

　その質問コーナーが終わり、富永研司さんとたくませいこさん(昨日ＵＰした分に書きそびれているのだが、質問コーナーの前くらいから、たくませいこさんが出てきていた)とのいきなりなトークに。
「今日、河崎美貴さんと遠藤あどさん見かけた？見かけていないよね。」
と、念を押した上で、あの２人、ちょっと踊れるからと言って俺ひとり集中攻撃するんだ、とぼやきはじめる。
　で、あの２人はアクションができないので、春公演の「暗黒ライダー」を、いつも「へなちょこライダー」と呼んでいたんだ、などと言いたい放題やり始める。
　当然のように、降ろされた幕のの中央がこっそりと開き、中から我らが(！)河崎さんとあどさんが登場。
｢絶世の美女」と、突然褒めちぎる富永さん。春公演の格好良い系イメージが、音を立てて崩れていく…。
　河崎さん、あどさん共に黒のパンツにブラウン系の上着を軽く羽織っている。当日の日記にも書いているが、おへその上辺りにボタンがある、胸元とおなかの辺りが見えている衣装で、そのおみ足ははっきりとは拝めなかったのは少し残念だが、チラリと見えているお肌がドキドキものだった。(全然、まったく関係はないが、今回もらったミニパンフレットにある河崎さんの写真、何度か見た覚えがあるので使いまわしだとは思うが、すごく好き)
　男性敵役陣３人で「暗黒のソネット」を踊っていたとき、どうしていた、と問われ、
「後ろで一人で歩いていました。」
とネタばらしをしてしまう富永さん。
　もう、河崎さんの出番を今か今かと待ちわびていた私としては、大万歳。思わず席を乗り出しながら観てしまった。
　で、今度は富永さんにもちゃんと踊ってもらおう、ということになり、
「今度はお前に見せてやる…悪夢をな…フフフフフ。」
と河崎さん。いえ、もう、言うことはありません。素敵です。早く春公演ビデオが観たいです。
　曲目は、始まってからのお楽しみ、ということで、流れ始めた前奏は｢悪魔のラグナロク」！すごいよ、今回のイベントは、私のために企画されたのか？と真剣に思ってしまった…のだが。
　突然曲が変わり、「暗黒のソネット」に。ああ、そうか、だって妃香里さんがいないからね…などと思っていたところ、その妃香里さんがいきなり登場！
　黒Ｔシャツに黒の皮パンツ、リストバンドだけが赤、と非常に格好良い。で、その妃香里さん、なんと「暗黒のソネット」をセンターで歌って踊り始める！さすがは「プリンス・デマンド」。もちろん、私的には非常に楽しませてもらった。
　曲が終わり、自己紹介を始める妃香里さん…は、初日のみの特別ゲスト！いえ、私は実は知っていたのだが、いつまで経っても出てこないので、一体どうなっているのかとドキドキしてしまった。
「この夏は絶世の美女、翠のエスメロード役で…。」
違う、と突っ込まれ、
「この夏は“プリンセス・デマンド”役で…」
「“プリンス”！」
というわけで、
「こんなに女らしくなったのに、完全に男役で…。」
女らしく…？と思わずつぶやいてしまった。ま、妃香里さんは身長もあるし…というのは私なりのフォローかも。(前回の公演パンフレットにあった妃香里さんの写真は本当に可愛かったと思う。)ともあれ、妃香里さんの男役、本当に楽しみだ。
　そんな妃香里さん、幾らかのお話しをしてから立ち去ってしまった。もっと歌って踊ってしゃべって欲しかった…。

　で、次が新サターンによる「Ｔｏ ａ Ｂｌａｎｄ Ｎｅｗ Ｗｏｒｌｄ(すみません。この曲って、どうしてパンフレットに載っていないのだろう？おかげで正式タイトル分かりません。)」私はこの曲には割りとダークなイメージがあるのだが(初代サターンの武田恵子さんが歌うとものすごくダークだったと思うのは私だけ？)今回のサターンはかなり明るく、健康的な感じがする。

　再び登場する河崎さん、次は恒例の｢日替わりデュエットコーナー」であることを紹介。一体何の曲で？と思っていると、今回は何と、「超美！ウラヌスとネプチューン」！すごい！まるでウラヌスとネプチューンが公演の主役であるようだ。(誰もそこまで言わない？)
　出てきたのが、ウラヌスパートをマーキュリー、ネプチューンパートをマーズ、というカップリング。何だか意外で面白い。逆だったら普通っぽいのだが。
　で、途中からナオさんウラヌスと朝見さんネプチューンが交代、最後まで歌ってしまった。この場面、毎回途中からナオさんと朝見さんにバトンタッチするのだろうか？他の公演でのカップリングは？行かれた方、ぜひ教えてください！
「僕たちの曲を、僕たちの大切な曲を子どもたちが歌って…」
と非常に大人気ないナオさんウラヌス(笑)
　気がつくと、舞台の上にはナオさんと朝見さん二人きり。
「こうやってあなたとたった二人になると照れてしまう。」
なんて言いながら、一体いつ以来だろうか、という話題に。「かぐや島(改訂版)｣以来だ、ということになり、ナオさん、非常にシリアスな雰囲気で
「…死ぬかな？」
と、あの素晴らしい、美しくも格好良い、これぞ理想の二人！な場面を再現…で、その台詞だけ。
「老舗な二人ですけど、これからも応援よろしく。」
もちろん。応援します！という感じ。

　その次が、出演者全員による「愛より宝石かぐや島」。「かぐや島伝説」で、船の上で皆で楽しく歌っていた、あの曲。
　河崎さんは、「かぐや島(改訂版)」の時と同じキャプテンの格好(いかにも男装！という感じで、好きだった)をしているし、あどさんもちゃんと、あのときの「彼」の服装。何だか懐かしくていい感じ。加えて富永さんは船員さんの格好をしていたりする。
　で、皆で楽しく歌って踊って…終盤になっていきなり妃香里さんと神戸みゆきちゃんが乱入、舞台後方を左手から右手に走り去って行った…。仲の良いお友達、という感じで楽しかった。

　その「愛より宝石…」の曲が終わり、そろそろ閉めにかかる，その時。
　ナオさんがさらりと
「夏には“ブロークンメビウス(“Ｂｒｏｋｅｎ Ｍｅｂｉｕｓ”…？)」という外部４戦士のテーマもありますので…。」
え？という感じ。
　あまりにさらり、と流したので、一瞬思考が飛んでしまった。会場内も特にざわめかなかったように思える…って、一、二を争う重要なポイントだと思うのは私だけ？
　外部戦士のテーマは、１ｓｔの時代から格好良い素敵な曲が多いので、今回のテーマもすごく楽しみだ。早く聞きたい！…どうでも良いことなのだが、ＣＤの発売が７月20日のセラミュ初日。で、私の初日は７月３１日。恐らく、今回発売になる２枚のＣＤを会場限定でＢＯＸ仕様で販売するだろうと思うのだが、その前に、それとは別に近くのＣＤショップで買ってしまったらバカだろうか…。外部のテーマが聞きたい…。やはりセラミュを観るまではじっと我慢の子？

　そんな重大発言に揺れる私を尻目に、最後の歌は思ったとおり、「２１ｓｔ Ｃｅｎｔｕｒｙ　恋の戦士じゃいられない」。これまでのキャストと代わっているので、同じ曲を歌えば違和感を感じるのは仕方がないことか。
　もちろん、ナオさんと朝見さんのパートは要チェック。朝見さんネプのパートで、ナオさんウラヌスがすっとそちらを振り返る様がとてもきれいで良い感じだった。

　ということで、ファン感も無事終了。私のレポも無事に(？)終了。いつものことだが、目と心にフィルターをかけてしまった状態でのレポになってしまったので、公演を観に行かれた他の皆さま、ぜひ正しい情報(笑)をお伝えください！
　特に、質問コーナーと日替わりデュエットの様子がすごく知りたい…。(結局自分が知りたいだけか、という感じ？)

　ファン感は、すごく楽しかった。終わってロビーに出ると同時に友人に電話して、延々とその場で話しまくってしまうほどだった。しかも、結構長時間。
　何と言っても、私的ポイントが多すぎた。ナオさんと朝見さんは当然常にチェックしておかなければならないし、今回は事前にまったく情報が流れてこなかったので、イベント時に発表される公演情報はあまりに新鮮だし（内容もすごいし）河崎さんはきれいだし。
　ファン感参加は、確か３回目くらいなのだが、今回もすごく楽しかった。結構長時間にわたっていたのだが、それはきっと初日によるものだと思われ、２日目以降は、時間短縮のために、何かがカットされてしまったりするのでは、と思うと何だかお得感が強かった。
　…イベント中、非常ににぎやかなお嬢さん方(２人くらい？)がいて、しばしばイベント進行が止まってしまい(私には止まったように感じられた…)、それだけが非常に残念だったのだが、それ以外は本当に楽しめた。
　考えてみると、前回春公演の千秋楽が４月８日。ファン感が６月１日。で、次回夏公演が７月２０日から。何だ、もう間もなくではないか。しかも、あと一ヶ月足らずで前回公演のビデオも到着するし。
　
　次は15日の「忍者エール」。こちらは友人と一緒に観に行くことになるのだが、席はばらばら…。本当に仲の悪い私たち…。その前に東京への移動があったりして大変なのだが、何とかなるか、という感じ。
　レポも終わってしまい、明日からまた腑抜けた毎日を送ることになりそうだ。

　私的ネタばれ解禁日！というわけで「忍者エール」レポ！レポ！レポ！
　開場がちよっとばかり遅れてしまったのはご愛嬌。入ってすぐにチケットを受け取り、パンフレットとグッズ(５枚入りカード。全13種32枚ということらしい)を購入、会場入り。
　中はさほど広い会場ではなく、横20席、縦15列ほどか。私の座席は最前列左端、セラミュ東京公演では何度か最前列一番端を経験しているのだが、この会場は舞台の幅に比べて座席の幅が狭いので、サンシャインの同じような席番よりもずっと観やすい。しかもこの座席、かなりおいしい席で、つくづくこの席を用意してくれたα-kipの方に感謝してしまった。
　
　公演前のお決まりの口上があり、加えて
「公演中、忍者たちがあちらこちらを駆け回るので、荷物は席の下か膝の上に…。」
マジですか？ということで、そういう舞台ならば、恐らく最前列は確実にキャストの方たちが通られるだろうと喜びながら、言われた通り荷物は膝の上、パンフレットを開けて中を見る時間すらないうちに電気が消え、いよいよ開演！
　
　まず、現在は街中に様々な色があふれている、ということで、それらの色に同化するために忍者もカラフルになったらしい。
　で、妃香里さん演じる忍者レッド、ナオさん演じる忍者オレンジを始めとするカラフルなコスチュームに身を包んだ忍者たちが日々の修行に励んでいる…というところからストーリーは始まる。
　このときのナオさんオレンジの可愛いこと！オレンジのコスチュームにオレンジ系の髪飾り、首にはオレンジのスカーフ、そして胸の辺りに小さなひまわり！もう、出てきた瞬間、観ているこちらがとろけそうになってしまった…というか、トロけた。なんてキュートな忍者オレンジ！
　しかも、私の目の前で、ゆったりとしたダンスを披露してくれるなんて、それだけでもこの席に座った価値があったと思う。ちなみに、妃香里さんファンの友人は最前列中央付近(心持右側) だったのだが、妃香里さん忍者レッドはやはり｢レッド」だけあって中央でダンス。なんてうまい座席配置なんだろう。
　で、そのゆったりとしたダンスの次は、竹刀(？) を使っての非常に格好いいダンス！片手に竹刀を持っての側転、って凄すぎる。
　とにかく、公演通してそうなのだが、とにかくダンスシーンの連続で、もうナオさんのダンスを堪能しまくってしまった。
　
　その後、登場人物紹介、ということで、妃香里さん忍者レッド隊長に続いてナオさん忍者オレンジ。どうやら末っ子らしい。「オレンジ」だから一人称は「オレ」らしい。またそんな役ですか？
　今回素敵だったのが妃香里さんの妹さん、花雅里さん忍者ピンク！きれいに整った顔立ちで、スイ、と素敵なダンスを披露してくれる！って、観るところ多すぎ。

　今回の「忍者エール」、ストーリー自体は非常にシンプルなものである。簡単に説明すると、現代を生きる忍者たちが「殿」を見つけ、その「殿」の願いをかなえなければならない。
　忍者たちは「手裏剣カード」を持つ「殿」を見つけだし、まずは「たて笛の高い『ソ』の音が出せない」という悩みを解決させる。
　と、「殿」は突然姿を消してしまう。その消えてしまった「殿」を探して忍者たちがあちらこちらを探しまくり(踊りまくり！妃香里さんレッド曰く、「誰のために30分もダンスシーンがあるんだ！」)ようやく「殿」を再び見つけ出す。
　「殿」は願いがかなうと新たな「手裏剣カード」を手にすることができるのだが、その「手裏剣カード」が３枚集まると、「賢者」となり、忍者たちと分かれなくてはならない。それが辛いので逃げ出したのである。
　忍者たち自身もそのことを知って「殿」との別れを悲しみ落ち込むのだが、姿は見えなくても、「忍者たちは皆でエールを送っているよ！」ということで、だから「忍者エール」。
　そうして、最後の「手裏剣カード」を手にした「殿｣は忍者たちに感謝しつつ、新しい道を歩み始める…。
　というもの。
　観たときはダンスが楽しくて、何だか元気になれる素敵な舞台！という印象が先に立っていたのだが、思い出してみると何だかすごく胸が熱くなってしまった。その想いをここで表現するのは難しいのだが…。

　で、レポ。

　一番悔しかったのが、冒頭で、現代の忍者たちが日常行っている「忍者村」アトラクションの風景があり、その中で折り紙の手裏剣を飛ばすのだが、それ自体は大体手裏剣は舞台の上に転がるだけだったのだが、最後にそれらを片付ける忍者さんたち。で、最前列中央付近で見ていた友人が、舞台上に散らかった折り紙手裏剣やトイレットペーパーを片付けていたナオさん忍者オレンジと目が合ったらしい！それだけでも何てうらやましい、と思ったのだが、あろうことかナオさんが、片付けていた手裏剣を友人に向けて投げてくれたらしい。
　その時友人は、それを私にくれようとして…キャッチ失敗、椅子の下に落ちた手裏剣は、後ろの座席の子どもの手に…！何て運動神経のない友人なんだ。しかも、子どもに負けてどうする！と言った私のなんて大人気ないことか(笑)
　で、もう一度投げてくれた手裏剣(なんてサービスぶり！)はちょっと手の届かないところに落ちてしまい、公演が終わったら拾おうと思った友人、当然他の人に負けたらしい。
　あああ…。

　とにかく、本来のストーリーとしてはまず、忍者たちが客席に「殿」を探しに行くところからスタート。私の座っていた席の目前に、舞台に上がるための階段があるのがおいしい！もちろん、私の目はナオさんに釘付けになってしまうのだが、そのナオさん、私の目の前の階段を降りてきて…と目が合ってしまった！するとナオさんオレンジ(もちろん、目の前で見るナオさんはすごく素敵！もう最高！) が私に
「『殿』ですか？」
その瞬間、頭の中が真っ白になってしまった。
　今にして思えば「そうです！」などと返事したらどうなったのか、なんて思うのだが、その時の私は何が起こったのかわからず、
「いえ…。」
とか言いながら手を振ってしまった。その後記憶にあるのは「そうか。」という風にして別の場所に「殿」を探しに行ってしまったナオさんの後姿。
　そんな展開だと知らなかったので、ドキドキしてしまった…というか、今回の公演、これだけで大満足！最高！

　で、とにかく、見つけ出した「殿｣は小学生くらいの男の子。
　どうやら忍者たちが解決してやらなければならない「悩み」というのは「たて笛」の「高いソ」の音が出せないということ。
　なんだかんだと手を尽くして説得し、ようやく「高いソ」も出せるようになった「殿」。その「殿｣の横で一緒にたて笛を吹いているナオさんオレンジが可愛い。
　その後は太鼓を持ち出して、お祭りとばかりに忍者たちがそれを叩き(大迫力！格好良い！) 「殿」がたて笛を吹き鳴らす。めでたしめでたし、と思いきや、どこからともなく現れた「手裏剣カード」を手にした「殿」は姿を消してしまう。
　
　忍者たちはその殿を追ってあちらこちらを探しまくることになる。探しまくるというよりも踊りまくる！
　…というところで、残りは後ほどに。なるべく早くＵＰしたいのだが…。
 

そう言えば、先日のファン感レポとこの「忍者エール」レポ、どこかに保存したいと思っているのだが…。近いうちにきちんとしたい。

で、張り切って昨日のレポの続き。

　忍者たちは姿を消した殿を追ってあちらこちらを探しまくることになる。探しまくるというよりも踊りまくる！
　で、実は最前列ということで、今回まったくメモを取れずにいたので、この辺からの記憶がものすごくあいまいになっていて、かなり怪しい。妄想・脚色はいつものこととして(笑) 捏造まであったりするかもしれないが…。とにかく、ここからはダンスシーンの連続！もちろん、ナオさんオレンジのダンスを堪能できる。

　始めに探しに行ったのが、近くにある舞台。(となりの忍者村とか何とか言っていたような…)そこに妃香里さんレッド、花雅里さんピンク、ナオさんオレンジ(…花雅里さんでなかったかも…既に記憶があいまい) とが潜入、
「ステージの上から殿を探せるはず！」
という建前と
「こういうところで踊ってみたかった。」
という本音を織り交ぜつつ、10人くらいのダンサーさんに混じって踊りだす３人。羽衣(？)をかぶって扇子なんかを持ったゆったりとしたダンス…というか、舞？が、突然混ざった割には３人は中央で踊っていたりして。
　ひとしきり踊った頃に、客席付近から現れた忍者むらさきさんが呆れ果てた声で
「客席に殿はいなかったわよ。」
やはり３人は、ただ踊ってみたかっただけのことらしい。
　
　次にやってきたのが「ちびっこなりきり忍者館」。
　これまたたくさんの小さな子たちが踊っていたりするのだが、一番うまく忍者になりきった子には
「本物の忍者村の忍者たちと同じ素材で作られた衣装」
をオーダーメイドで作ってもらえるらしい(笑)
　で、今度は
「この中に殿がいるかもしれない。」
どう見ても舞台にいるのは女の子ばかりなのだが、そんな理由をつけてステージの上にあがる３人。「うたのおにいさん」よろしく踊る、その体操のようなダンスも可愛い。
　今回は
「この中には殿はいなかった。」
と、任務は忘れていません、とさり気にフォロー。

　結局、
「街に出てみよう。」
ということで、忍者たちは街に出るのだが…。
　曰く、
「これ、一体どこなんですか？」
どうやら「それは考えてはいけないらしい」その場所で、ナオさんが今度は非常にセクシーなきれい系お姉さんの格好でダンス！ノリの良い曲で、
「…手拍子は入れてもいいのか？」
と迷いつつ観ていると、観客に手拍子を促すナオさんオレンジ。何だかほっとした。
　シースルーの上着の下から覗くオレンジの下着と白のミニスカートで踊る踊る！一緒に踊っていたのは…ピンクさんでしたっけ？ナオさんの印象があまりに強すぎて記憶が…。
　とにかく、きれいなお姉さんは好きですか？はい、好きです、と返事したくなるようなきれいなダンスを堪能。幸せ…。

　次にその２人以外が、白のパンツにそれぞれのカラーの短い上着を着て(格好良い男役、という感じ)ダンス…と、今度はナオさんオレンジと花雅里さんピンク が登場、ナオさんはオレンジのロング系ワンピースで、またしてもダンス・ダンス・ダンス！
　妃香里さんレッドが二人を指して
「あれやりたい。」
などと甘えてみたりする。妃香里さんレッドにうらやましがられてしまうナオさんオレンジ！
　その後、適当に並んでのラインダンスで、
「背の順！」
とかいいながら先頭にやられたナオさんオレンジ…妃香里さんレッドの方が背が高いのでは？

　その次にはギャング風スーツで登場する忍者たち。黒のスーツにタイ、黒の帽子でちょっとばかりコミカルに、でもやっぱり格好良い。ナオさんの帽子が合わないのか、時々落ちそうになるのを押さえているのが可愛い。

　で、やんちゃそうなストリート風の格好で集まった忍者たち。ナオさんはハーフパンツにぶかぶかのバスケットのユニフォーム(みたいな服) で、非常に悪ガキ風。
　しばらくダンスの後、３人ずつに分かれて「殿」を探そうということになり、全部で７色の忍者たち、一人あぶれたのが妃香里さんレッド。ヒーロー(？)のくせに単独で行動、ではなくてあぶれてどうする！という突っ込みはともかく、独り者の気楽さ、少し休憩してみたりする。

　と、二人組みの男性が登場、歌とダンスのユニットを組みたいので、｢背の低い女の子」を探しているらしい…ところに、休憩中の妃香里さんレッドが。
　まるで古典的なナンパのように…というよりは、昔の学園漫画に出てくるような「女の子の前にハンカチを落とす」という風にして妃香里さんレッドの気を引こうとして、
「それっとナンパ？」
と非常に嬉しそうな妃香里さん。その長身に
「(背が)高すぎるよ。」
などと言いながらダンス・ダンス・ダンス！それにしても妃香里さん、男性と組んでのダンスの格好良いこと！なんとなくセラミュの「かぐや島伝説」を思い出してしまった。

　その後
「ゲーセンでも行こうかな。久しぶりにダンレボしようかな。」
と言いながらゲーセンに出かける妃香里さんレッド。ダンレボのマシンの前で格好良くステップを踏んでいるのがなんと「殿」！
「たて笛が吹けなくても、逆上がりができなくてもダンスはできるんだ…って誰の為に30分もダンスシーンがあると思っているんだ！」
で、捕まえた「殿」とダンレボ勝負をすることに。
　二人とも、どこからともなく現れた「かつら」(妃香里さんレッド曰く、「おばちゃんみたいなかつら」) をかぶり、ダンレボ合戦。もちろん、せっかく出てきたダンレボのマシンを使うわけではないのだが、二人してダンスしまくるのは非常に格好良い。
　それが終わった頃、先ほど妃香里さんレッドをナンパ(笑) した二人連れが登場、ダンレボマシンにお金を入れ、ゲームスタート。
「あの二人、ダンスがすげーうまいんだ。」
とか言いながら
「あの二人のダンレボ見ようか。」
と「殿」を連れて舞台の左袖に…って私の目の前！しかも少し階段を降りてみたりして、本当に手を伸ばせば妃香里さんに触れられそうなとんでもない場所！
　「おばさんみたいなかつら」はかぶっているものの、きれいで格好良く整ったお顔と、ダンスの連続で流れている汗、もうドキドキもの。二人のダンスを見ながら時々
「すげー。」
とかつぶやいているのも良い感じ。これ、恐らくマイクが入っていなかったので、最前列左端特典だったと思う。悪いね、妃香里さんファンの友人よ。

　「殿」がどうして忍者たちの前から姿を消したのか、その理由を聞いてみる…。
　「殿」を見つけ出す手がかりであった｢手裏剣カード」、殿の願いが叶うと新しい｢手裏剣カード｣が手に入り、そしてその「手裏剣カード｣が３枚集まると、「殿」は「賢者」(…と言っていたと思う) となり、忍者たちに分かれて一人で生きていかなければならない。それが辛くて、忍者たちの元を去ったのだということ。
　これと時を前後して、妃香里さんレッドを除く他の忍者たちもそのことを知り、
「そんなことなら、殿の手助けなんかするのではなかった。」
と皆で落ち込んだりもするのだが、でも、そんな殿を応援していくのが忍者の務めと、「殿」が「賢者」になるための手助けをしようと誓い合う。
　妃香里さんレッドが
「バカだなぁ…。」
と非常に優しげに｢殿」に語りかける。自分たち忍者は、たとえ姿が見えなくても、ずっと「殿」にエールを送っている、と。
　そこで、いつの間にか客席に散っていた忍者たちで「忍者エール」(テーマ曲。歌詞がパンフレットに入っていた。) を歌う。
　この「忍者エール」という公演を初めて知ったとき、現代を生きる忍者たちにエールを！…という話だと思っていたのだが、そうではなくて、忍者たちがいつもエールを送ってくれているよ、という温かい話だったのだと、ここで分かった。すごく優しい歌だと思う。

　その後、「殿」と一緒に忍者みんなで楽しく踊る。見ているこちらも楽しくなるような踊りで、気持ちが良い。
　と、その最中、どこからともなく３枚目の「手裏剣カード」が。
　それを知った忍者たちが、一人ずつその場を去っていく。やがて、たった一人残される「殿」。
　床に落ちた「手裏剣カード」を拾い、寂しげに肩を落とし、うなだれる。が、顔をあげ、
「礼！」
と一礼して、元気良く舞台から走り去る。ちなみに「殿｣の台詞はこの「礼！」だけ。
　この場面、本当に胸が熱くなってしまった。忍者たちがその場を離れて、何だかすごく寂しげな中で、それでも忍者たちのエールを受け取って前向きに生きていく「殿」とそんな忍者たちがすごく愛しく感じられた。

　で、最後にカーテンコール。
　皆白いパンツに白のＴシャツ姿で登場、ダンスの後、一人一人順番にスクリーンに名前が出て(私の角度からはまったく読めない) 一礼していって、おしまい。
　
　本当にダンス・ダンス・ダンスの連続で、私が観に行った金曜日は平日ということで、一回きりの公演だったが、その翌日、翌々日は２回ずつ公演があったとのこと。ものすごく大変そうだった…。というか、公演の３分の２以上の間、ほとんど踊っていた。観ているこちらもひと時も気を抜けず、役者さんたちはもっと大変な公演だった。
　だが、先ほども書いたとおり、すごく温かい、優しい気持ちになれる素敵な公演だった。特に、姿は見えなくても、忍者たちがいつもエールを送っている、というのがすごく良かった。
　というわけで、あっという間に終わってしまった２時間、たくさん笑わせてもらい、ダンスを堪能し、そして最後に温かい優しい気持ちにさせてもらえた。

　元々、ナオさんを見たくて出かけた公演で、友人とも話していたのだが、今回の私の座席はナオさんを堪能することができるすごく良い席だった。格好良いナオさん、可愛いナオさん、セクシーなナオさんと、ナオさんの魅力満載！で楽しかった。
　ナオさんだけでなく、妃香里さんの格好良さ(とにかく格好良い系でした。ヒーローカラー「レッド」だから。)、花雅里さんの素敵さ(妃香里さんと似ていると思う。やはり、すごく整ったクールなお顔、ダンスも素敵。) など、見どころはたくさんで、すごく充実した気持ちで帰ることができた。
　
　ビデオも出るということで、予約してきてしまった。８月20日頃到着とのこと、楽しみだ。

　…これ、書くのをやめようかどうかちょっとばかり迷っていたのだが…。
　カーテンコールの辺り、白いパンツと白いＴシャツで皆が登場してダンスしてるとき、腰の辺りに、恐らくマイク関連だと思われる四角い装置を着けている。普通にしているとそんな物は見えない…のだが…。
　ナオさんのその装置がすごくよく見えるんで、一体どうしたのかな？などと思って観ていると、ナオさん自身もやはりものすごく気になっているらしく、何度もＴシャツで隠そうとするのだが、すぐに出てしまう。この時ナオさんはあまり左側に来なかったので、何が起こっているのかよく分からなかったのだが、中央に座っていた友人に聞いてみたところ、どうやらナオさん、ボタンが止まっていないらしく、その装置が露になっているらしい。で、それを隠そうとしても、動くとまた見えてしまい、ズボンが少しずつ…。
　ま、最前列に女性が多かったのがまだ救い、という感じ？

　とにかく、楽しいステージだった。
　最後の方で、「２をやる」みたいなことを言っていたので、その時はまた、絶対に観に行きたいと思う。
　今回、とてもではないがメモを取れる状況ではなかったので(一瞬たりとも目が離せず、しかも舞台はコロコロと変り、キャストさんがすぐ近くにいるのでそんなことはできない！というか、勿体無くてできない！) いつもに増して真偽のほどが疑われる妖しげなレポになってしまった。
　少しでも公演の楽しさが伝われば、と思うが…。
 

千秋楽、やはり色々あったらしいので、そのレポを読みたい！